27日の午後、彦根市役所、中堀、試験地のオニバスの観察に行ってきました。
市役所玄関脇の池ではご覧のような花が一輪咲いており、葉も1メートルを超えるくらい大きく育っていました。
手前の深いところに鉢を置いた株からは大きな葉がいくつも広がっています。奥の浅いところは種が溜まって自然に芽が出ていますが、こちらの葉は少し小ぶり。
例年なら何株も自生のオニバスの葉が広がる桜場下の中堀ですが、今年は全く見られず。
お堀の様子で異変を感じるのは、オニバス以外のハスやヒシなどの水生植物も全く育っていないこと。玄宮園の前も例年ならハスの花がいっぱい咲いているのですが、花どころか葉も見られません。
植物が無い分、コイやソウギョ、カメなどの動物が目立って見えますが、これらの動物が植物を駆逐したのではないような気がします。
ハスが育って、その株の根本にオオマリコケムシなどの群生も見られるのがいつものお堀なのですが、今のお堀は透明度も低く粉っぽい感じでコケムシすら生きられない酸欠状態のように見えました。詳しい調査が必要なのではないでしょうか。
◆27日の写真集
◆25日の自然大好きさんの写真
「観察日記」カテゴリーアーカイブ
2012年のホタル写真集
今年のホタルの写真集です。
◆ 5/30 稲枝
◆ 6/01 稲枝
◆ 6/02 稲枝、日夏
◆ 6/09-10 稲枝、日夏、多賀、甲良町
カワセミ! - 2/5(日) 水鳥観察会 at 犬上川
2/5(日)、「第19回 びわ湖一斉水鳥観察会」が県内7箇所で同時開催され、彦根地区では、県立大学の駐車場に集合し、9時から11時過ぎまで犬上川河口で実施されました。
前日までと比べると寒さは緩んだものの、まだまだ道路上にも雪が残る状況でしたが、10数名の方の参加がありました。
犬上川の堤防沿いに湖周道路の橋まで移動しながら、周辺をチェックしていると、いきなりカワセミが橋の下に止まっているのが確認できて、一気にテンションアップです。
交代でフィールドスコープを覗いて美しいカワセミの姿をアップで観ることができました。35mm換算600mmの望遠では今ひとつ寄りきれず、上の画像はトリムして拡大しています。逆光気味で鮮やかさがもう一つなのが残念。
しばらくするとどこかへ飛んでしまったのですが、探していると別のカワセミも現れ、2羽が川面をしばらく飛び交った後、上流の方に去っていきました。
その後、北岸の土手から琵琶湖までの間を観察しながら移動。
天気も良かったせいか、水鳥の他にも小鳥もたくさん現れ、全部で40種類以上の鳥を確認することができました。
【フォトアルバムはこちら】
【確認できた鳥たち】
◆水鳥の仲間
カワウ、アオサギ、ダイサギ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ホオジロハジロ、ハシビロガモ、カルガモ、コガモ、ウミアイサ、オオバン、ユリカモメ、カモメ、タゲリ、他
◆その他
トビ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、ドバト、ハシブトカラス、スズメ、アオジ、ウグイス、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、モズ、他
◆おまけ
ニゴイ
佐和山のサシバ (9/23 写真追加)
先日の観察会の写真をいただきましたので、追加公開しました。
翼の模様も良くわかる貴重な写真です。
9/23(金・祝) 渡り鳥の観察会「タカのわたり」
【写真はこちら】
先日の彦根市「快適環境づくりをすすめる会」主催の佐和山山頂での「タカのわたり」観察会の模様です。
なんとか「タカ柱」も見ることができ、観察会としては成功だったと思います。
集合場所の龍潭寺駐車場まで自転車で一走り。
彦根市の担当の方や彦根自然観察の会のメンバーをはじめ、15名ほどの参加者が集まり、快晴の中、佐和山山頂へ向かって出発。
標高200mほどの佐和山ですが、山頂まではけっこうな山道。これでもかなり整備されて登りやすくなっていますが、頑張り過ぎると息が上がります。
山頂に到着。散策するとそこかしこに佐和山城の遺構が見られます。
山頂からは彦根城方面の市街がきれいに見下ろせます。
旧港湾越しに天守も間近に見えます。
北東側は伊吹山が。
遠く高月、木之本、余呉方面まで見渡せて絶景です。
トビが時折飛ぶものの、なかなかタカが現れず今日は風が強いのでダメかなぁと話をしだしたところ、突然、弁天山方面から数羽の鳥が上昇し始めるのが見えました。最初はまたトビかなと思っていたら、次々と何羽もの鳥たちが舞い出して輪を描きながらどんどん上昇していきます。双眼鏡で確認していたメンバーが「サシバや!」というので、目を凝らすと確かにトビじゃなさそうです。
写真の赤線のようなスパイラルを描きながら見る間に高空まで上昇。ざっと数えると12羽ほどが目視できました。これくらいの数が一斉に飛ぶのを「タカ柱」と呼ぶそうで、多い時には100羽くらいの群れが見られることもあるそうです。上空に昇り切ると風に乗ってどんどんこっちへ向かってきます。すぐに東側から山頂を越えていったので、あわてて南側へ。
どこへ行ったんだろうと、数人で周囲を探していると、「あ、真上や!」
なんと、ほんの数mほど上空をサシバとノスリが回っています。一斉にシャッターを押しますが、コンデジの液晶画面では全く捉えきれずかろうじて2枚ほど写っていました。かなり小さくしか撮れていなかったのでトリミングしています。
2羽は、しばらく山頂付近を回った後、市街方面へ飛び去って行きました。通常、佐和山付近から南下したタカたちは荒神山から能登川の衣笠山方面へ向かうそうです。
ようやく待望のタカ柱が見られて一同興奮の中、期待を膨らませて次のピークを待つことに。ところが、その後は全くタカの姿を見ないまま時間だけが過ぎていきます。結局、下山予定の11:30頃になってもタカは見られず、名残を惜しみながら元の道を下って駐車場へ。
下りながら、「下まで降りたら飛び出すかもしれんね」と話をしていたのですが、ふと弁天山の稜線を見上げると突然サシバが姿を現しました。見る間に7羽のサシバが飛び始め、いよいよ今日2度目のタカ柱の出現かと、にわかに盛り上がったところで、なぜかそのまま全部降りてきてしまい、どこかへ消えてしまったのでした。
解散前に再びタカの姿が見られたのはラッキーでしたが、ちょっと不完全燃焼気味に感じてしまったのはゼイタクというもんでしょうね。まだ渡りが見られる可能性もあるかもしれませんので、興味のある方は散歩がてら佐和山へどうぞ。
中掘のオニバス
先日、彦根城の中掘り試験地で消滅したオニバスの再植え付けをしていただいてるのを書きました。
こちらがその時のブログ記事→再植え付けされました。
その時に、一鉢だけ植わっていないって書いたんですが、
その鉢にもオニバス植えつけられてました。
気づいたのは、28日(水)です。 …(遅
ありがとうございます、ご苦労様でした。
あまり気づかなかった事が、もう一つ。
試験地の前にある自動販売機の売店前にある掲示板。
少し離れすぎてますか?
アップで見ると。
オニバスの写真が、掲示板に貼られていました。
いつから貼られてたんでしょうかね?
気づきませんでした。。。
で、少し時間があったので中掘りの自然発生地(天然記念物指定場所)
も見に行ってきました。
少し前に行った時は時間が無くて、中掘りの外側からしか見てなかったので
今回は、内側から見てきました。
私の確認では、
今年中掘りで自然発生したのは9株!
実際もっと発芽してるのかもしれませんが、石垣の上から見る限りでは9株のような気がします。
うぅぅ・・・・ん、少ない!!
それに、今年発芽してる場所が、石垣のすぐ近くばかり!
真ん中に発生していません。
で、で、・・・ですね、これらとは関係ないと思うのですが、
先日ここを見に来たときに、40センチぐらいの鯉か草魚を見ました。
でっかい鯉は、前々から居ましたが、なんとなく草魚のような気がしました。
近くでじっくりと確認できたらよかったんですが、確認できませんでした。
それに、今年の太白連の発生状況ですが、
こんな発生状態。 ↓
この写真は、オニバス生育地のすぐ北隣です。
昨年までの写真がすぐに見つからないので、比べられませんが
ハスの発生状況が少し減ったように思います。
もっと、びっしりとこの辺りは発生していたと思うんですが、減った?
いや、ハス(太白連)が減るってのはオニバスにとって良い事なんですが・・・
どうなんでしょうね?
彦根市役所前のオニバス
7月25日に、市役所前のオニバスを見に行ってきました。
まずは、全体の写真。
よく見ると、真ん中のオニバスが花を咲かせてます。
他にも蕾を付けてるのがあります。
うれしいですね\(⌒_⌒)/
こちらは花のアップ写真です。
池の東側に自然発芽したオニバスの芽も密集しながらも順調に育っています。
こんな風に密集して、彦根城のお堀に育ってるところ見たいですね。
再植え付けされました。
先日、彦根城中掘試験地のオニバスがほとんど無くなってるって、報告しました。
で、本日(24日)自宅で育てているオニバス苗を持って植え付けるつもりで出かけました。
試験地を見ると。
あれ?
育ってる!
下の真ん中の写真の鉢にだけは、育ってませんが。
思わず、この公園を管理されてる方に聞いたら、
2日前に、いつも朝見に来られる熱心な方が植えに来られたとのこと。
はて? 誰だろうと思いましたが、おそらくFさん!
夜、遅ればせながらMLで流れてきました。
やはり、Fサンとの事でした。
さすがです。ありがとうございます。(感謝!!
で、ついでと言っては何ですが・・・
随分と覗きに行ってない中掘りの天然記念物指定場所へオニバスを見に行ってきました。
数株育ってると聞いていたんですが、
あれれ・・・
どこに育ってるの?
よぉぉぉ・・・・く見てみると、ありました。
外側から見てたんで、よく見えませんでした。
今度行く時は、内側から見に行きます。
最後になってしまいましたが、各会員が育ててるオニバス
いろんなところで?花を咲かせているようです。
本日流れてきた、Sさんの育てておられるオニバスの花をアップしておきます。
市役所前の池と中掘りのオニバス成育状況。
昨日、プロジェクトメンバーのTさんから
「市役所前のオニバス最近見に行った?
選挙の日(11日)にもう明日にでも咲くって感じだったよ!」
って、言われて当日には見に行けなかったので
本日仕事帰りに見に行ってきました。
時刻は17時過ぎ。
ん!!
2枚目の写真。アップで見てみると・・・
↓
見に行ったのが夕方5時をまわってたんで、この蕾は昼間に咲いていたものかどうか確認できませんでしたが、どうも咲いていないように思えます。
玄関に、市役所の職員の方が居られたので聞いて見ましたが
分かりませんでした。 残念。
もう、この2~3日のうちに咲くと思います。
事務局には、もう連絡が入っていて○○日に咲いてましたよ。
なんて言われるかも?
まあ、市役所前のオニバスは問題ないんですが、
問題があるのは、中掘りのオニバス試験地です。
確か、4~5株植えつけましたよね?
試験地を、パッと見て・・・・『オニバスが無い!』
っと、思うほど育ってません。
育ってないと言うより、消滅してます。
そんな中、なんとか2株だけが細々と成育してます。
2つ目の写真では、あんなにハスを刈り取ったのに
すぐ傍まで繁殖してきています。
ハスの中を見ていたら、
あれ?
植えつけてないところにオニバスが生えてる。
自然発生してるって喜んだのはこの一瞬だけ。
葉っぱを持ってみると、茎が切れて流れていたものです。
なんで切れてるんだろう?って、考えていたら・・・・・
目の前で、残りの貴重なオニバスの苗の横にミシシッピアカミミカメが浮かんできたと思ったら、すぐに水面へもぐりました。
これだけならなんてことは無いんですが、
もぐる時に、オニバスの茎に引っかかって潜りました。
もう少しで、もう一株も消滅するところでした。
今迄から、亀は沢山いましたが、
昨年まではテニスコート横にかたまってました。
それが、今年は試験地に大移動してるみたいです。
わずかにハスを除去した試験地。
その部分だけでも、3匹のカメを見ました。
ハスが多すぎて、カメの甲羅干しをするところが、ここに集中!
ミシシッピアカミミカメ(ミドリカメ)と、アメリカザリガニの外来種捕獲作戦実行しなくてはならないのでしょうか?
彦根市役所でオニバス自然発芽
ちょっと報告遅れましたが、事務局の中川さんから嬉しいお知らせメールが配信されていました。
彦根市役所の生活環境課の杉山さんから電話があって「市役所前の池に出ている葉はオニバスではないでしょうか?」ということでしたので見に行ってきました。
なんと!流れた種から発芽しています。
数えたら22株!
少したまった土にしっかりかわいい葉を伸ばしているではないですか。
置きっぱなしにしている一番大きな鉢にも小さな芽がでていて、今年はそのまま育ってくれそうな感じです。
まだお堀では確認できていませんが、今回市役所も自然発芽なので貴重な成果です。
ぜひみなさん見に行ってください。
スイレン葉になるまでのやじり形など成長段階のいろいろな葉を見ることができます。
今年はいつまでも暖かくならない中、まだ中堀の様子も見に行けていませんが、そろそろオニバスも活動開始のようです。
「自然大好き」さんのお宅でも発芽が始まっているみたいですし、楽しみな季節になってきました。