
彦根市快適環境づくりをすすめる会主催でホタルの観察会を実施しました。
南地区公民館に19:00集合で、まず平松先生によるホタルの生態などの説明から。

彦根市広報で参加者を募集していただいたところ、親子連れの方を中心に予定定員を少しオーバーする40名ほどの参加者となりました。
配布冊子にそって、ホタルの種類や種類ごとの光り方の違い、卵から成虫になるまでの一生など、詳しく説明していただくと、初めて見聞きする話もたくさんあったようで、お子さんたちを含め、みなさん興味深く聞き入っておられました。
中には熱心にメモを取っておられる方も。
暗くなってホタルの飛び始める時間になるまで、ホタルの折り紙などをしながら時間を過ごして20:00過ぎに観察場所へ移動。

観察場所に移動する途中、田んぼの中の水路などにちらほらとホタルの光っているのが見えて、わくわくしながら歩いていきます。
数日前から乱舞が始まっていた観察場所に着くと、川一面にホタルが光っていて、みなさん大喜び。
「彦根にこんなにいるとは知らず、びっくりしました。」
「こんなにたくさんのホタルを見たのは初めて。感動しました。」
など、口々に喜びの声を上げておられました。
座学で説明されたオスとメスの光り方の違いなど、実際にホタルを目にしながら確認でき、理解が深まるとともにさらに興味が増したのではないかと思います。
観察会の間、地元の方々も車や徒歩で見に来ておられ、ちょっと有名な蛍の名所になっているようでした。この先も毎年たくさんのホタルが見られるように、大切に守っていきたい場所です。

荒神山周辺のホタルをWebアルバムでご覧いただけます。


近くに寄ってみると、25cmくらいの葉が3枚。
桜場の石垣の上から見るとこんな感じ。
一昨年は全く育たず、去年少しだけ持ち直した感じの玄宮園前のハスは、今年は中堀一面に育って花も咲かせているようでした。
今年は一回り大きな入れ物にしたので、葉も広がって良く育ちました。
心なしかメダカも嬉しそうです。
中堀はかなり厳しい状況でしたが、市役所前のオニバス池は葉の直径が1mを超え、池の半分がオニバスで覆われており、花も3つほどが咲いていました。
水面が葉で覆われているので、花は葉を突き破って顔を出しています。夕方だったので花は閉じていますが、朝方なら開いているところが見られるはずです。
メンバーの佐藤さんのメールでお堀がエライことになっているというので、確認してきました。
ご覧のとおり、例年オニバスが顔を出すエリアはほぼ一面緑のじゅうたん。
この浮草は
かろうじて一株だけが30-40cmほどの葉を広げていました。

ニホンタンポポは身の回りでは見かけなくなってしまいましたが、お城の中では鐘の丸付近をはじめ、たくさん見ることができます。
鐘の丸のオオシマザクラ。
彦根の天然記念物・オオトックリイチゴは廊下橋のたもとに自生しており、大きな説明用の看板もあります。
本丸の端っこにエドヒガンの巨木があります。
小ぶりで可憐なエドヒガンの花。
彦根市役所のオニバス、まだ葉はそれほど大きくないですが、一輪大きな花を付けていました。
中堀の天然記念物指定地を覗いてみたところ、目の届く範囲ではオニバスの姿は見えませんでした。県立大のご協力で設置されたフェンスの中もオニバスは無くなってしまったようです。フェンスは目の大きさを変えてカメや魚などの水生生物による影響を調べる目的で設置されていますが、魚やカメの入らない中も無くなったらしく、ザリガニが多数見つかったということで、ザリガニによってオニバスが無くなったのかどうかをさらに調べることになりそうです。
見た感じ、粉っぽい感じの水で、濁りもひどく、コイもパクパクしている様子は酸素不足のようでもあります。
金亀公園事務所前の試験地は市役所から移植して鉢の中に植えたものだけが残っていました。もう少し大きくなれば水中に沈めてあげて、葉が広がるようにできると良いのではと思います。
少し足を伸ばして小泉の弁天様の池をチェック。
先日、曽根沼に遊びに行ってみると遊歩道の脇にキノコがいろいろ顔を出していました。
こちらも微妙な感じ。
これなんか、いかにも毒を持ってそうです。
食べられそうな気もしますが、勇気はない。
彼岸花は明るいところに咲いているイメージがありますが、曽根沼の彼岸花は日陰でひっそり咲いていました。