メンバーの佐藤さんのメールでお堀がエライことになっているというので、確認してきました。
なんと、オニバスの天然記念物指定地が一面浮草で覆われており、水面が全く見えない状態に。
【Webアルバム】
ご覧のとおり、例年オニバスが顔を出すエリアはほぼ一面緑のじゅうたん。
この浮草はアカウキクサと思われますが、特定外来生物に指定されている「アゾラ(アズラ)」と呼ばれるアメリカオオアカウキクサかもしれません。
どこから入ったかはわかりませんが、旧港湾から汲み上げている水から混入したのであれば、旧港湾にも繁殖している可能性があります。
アゾラはアイガモ農法など有機栽培のために導入された経緯があるそうですが、一面的な利点から安易な外来種の導入をすると取り返しのつかない事態に至る可能性があるのは、ジャンボタニシなどの悪例にも見られます。
かろうじて一株だけが30-40cmほどの葉を広げていました。
何とかこのまま残って、9月の観察会まで無事であって欲しいと願うばかりです。