
8月23日・24日の「ヴォーリズ建築パネル展&旧日夏村役場耐震改修工事見学会」には多くの方に日夏里館に来館いただき、旧日夏村役場の現状をご覧いただきました。
去る 8月23日、24日に開催された「ヴォーリズ建築パネル展」で、日夏里館で里親さんに育ててもらっているオニバスのパネルを展示いただきました。
ちょうどパネル展の前日に咲いたそうです。
ヴォーリズ建築に関心のある方々には、いまいちアピールできていなかったそうですが、地元でこうしてオニバスの保全に協力していただいているのは心強いです。
里親の古川さんは、少し前の新聞記事にもご登場いただいていますので、ご紹介させていただきます。
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中堀はかなり厳しい状況でしたが、市役所前のオニバス池は葉の直径が1mを超え、池の半分がオニバスで覆われており、花も3つほどが咲いていました。
水面が葉で覆われているので、花は葉を突き破って顔を出しています。夕方だったので花は閉じていますが、朝方なら開いているところが見られるはずです。
メンバーの佐藤さんのメールでお堀がエライことになっているというので、確認してきました。
ご覧のとおり、例年オニバスが顔を出すエリアはほぼ一面緑のじゅうたん。
この浮草は
かろうじて一株だけが30-40cmほどの葉を広げていました。
昨年に続いて、オニバスの里親さんの募集が行われ、6/28(土)の午前に彦根駅前のアルプラザ平和堂6階、大学サテライトプラザをお借りして説明会と苗渡しを行いました。
オニバスの説明は事務局から。
続いて、育て方について渡邊代表から説明があり、質疑応答では参加者の方から活発に質問をしていただきました。
説明後に苗をお渡ししました。
私も自宅で苗を植えてみました。

ニホンタンポポは身の回りでは見かけなくなってしまいましたが、お城の中では鐘の丸付近をはじめ、たくさん見ることができます。
鐘の丸のオオシマザクラ。
彦根の天然記念物・オオトックリイチゴは廊下橋のたもとに自生しており、大きな説明用の看板もあります。
本丸の端っこにエドヒガンの巨木があります。
小ぶりで可憐なエドヒガンの花。
2013年のオニバスプロジェクトの報告会が12月8日の午後、忘年会を兼ねて例年どおり「彦根りんご集会所 尊和林庵」で開催されました。
彦根自然観察の会の平松会長、オニバスプロジェクトの渡邊代表の挨拶の後、今年の活動報告を事務局の中川さんから。
今回の報告会の目玉は、滋賀県立大学の曽我部さんの発表で、亀やザリガニによるオニバスの食害の研究。
天然記念物指定地に3種類、9箇所の柵を設け、それぞれの網の目のサイズを変えることでどの生物がオニバスに影響を与えているのかを調査してもらいました。また、ミシシッピアカミミガメの採捕を行い、個体数の推定もしています。
食害にあったオニバスの苗は、ご覧のように茎が食いちぎられている状態で、こうなると育つことはできません。調査の結果ではミシシッピアカミミガメとザリガニによる食害が推定され、来年、カメの駆除を検討しても良いかもしれません。
曽我部さんの発表の後は、夏原工業さんによる中堀の水質、底質調査の発表。水質調査は4月から10月の毎月、底質調査は年一回実施していただいています。
結果は芳しくなく、水質は農業用水としては使えないレベル、底質も数年前から酸化還元電位の上下逆転現象が起きており異常な状態です。何らかの改善が必要と思われます。
今年初めての取り組みだったオニバスの里親制度でしたが、里親の方も何人か報告会に参加していただき、自宅で綺麗に咲いたオニバスの花の写真を見せていただきました。里親の方々の多くが花を咲かせることができ、また来年も育ててみたいとおっしゃっているそうですので、来年以降も継続していければと思います。
しばらく放置状態だった市役所前の池の後片付けをしました。
2週間前はこんな状態でした。夏を過ぎると枯れてきて、冬を越した種が来年の春に芽を出します。
池は小さなビオトープ。
活動終了後は記念写真をパチリ。
11月2日(土)、彦根市清掃センターの「エコライフのつどい」に彦鬼くんと参加してきました。ここ数年、毎年参加しており、開会式ではひこにゃんとのツーショット、通称「紅白まんじゅう」がすっかり定番です。
開会式直前に大久保市長とツーショット。
大久保市長が開会式のあいさつの冒頭で、びわ湖の流木についてコメントがあり、ボランティアの活動についても触れられ感謝の意を示してくださったのが嬉しいサプライズでした。ありがとうございます。
開会式の後は、ひこにゃん、彦鬼くんとの触れ合いタイム。普段、こんなに近くでひこにゃんとゆっくり写真を撮れる機会は少ないため、子どもたちだけでなく大人にも大人気。
彦鬼くんはこの後、10時半頃にも再登場して場内を一周。モテモテの彦鬼くんは来場者のみなさんとたくさん写真を撮ってもらいました。