毎年恒例になっている、彦根市の「快適環境づくりを進める会」主催のタカの渡りの観察会が今年も佐和山で開催されました。
【Webアルバム】
集合時間になって、開会の挨拶が始まるかという時に突如上空に現れた3-4羽のタカの群れ。
サシバと思われますが、弁天さん稜線のほうから城山方面へ輪を描きながら飛んでいきました。
テンションが上がったところで、一路山頂へ。
いつもならたくさんのタカ柱が上がる弁天さんの稜線方向には、ほとんどタカの姿が見られず、時折単発で東の方から上空を南下していく個体が見られるだけ。
少し雲が多く、上昇気流ができにくい状況だったため、今回は不発かとあきらめかけていました。
ところが、数羽の群れが北から佐和山山頂をかすめるように南へ飛んで行くのを見て市街地の方を見ると・・・
例年はあまりタカ柱が見られない雨壺山上空や城山上空、また荒神山方面にかなりの数のタカが乱舞しているのが確認でき一同大興奮。
観察会メンバー以外の登山者の方々も一緒になって、群れが見えなくなるまでタカの姿を追いかけました。
肉眼でも少ししか見えず、望遠レンズでも捉えるのが難しいくらい遠かったのですが、見えていた方の話では一度に100羽ほどの群れが集まり、全体では300羽を超えるタカが飛んでいたのではないかということでした。
全く期待外れかと思っていた今年の観察会ですが、最後に壮大なタカ柱が見られ、大満足の観察会となりました。
なお、今年のピークは前日の22日だったようで、近くの観察地である能登川の猪子山でのデータによると22日が2,373羽、23日が1,096羽となっていました。
また来年を楽しみにしたいと思います。
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