昨年は台風の影響で中止になった佐和山山頂でのタカのわたりの観察会が2年ぶりに開催。好天に恵まれ、10数名の参加者にお越しいただきました。
【Webアルバム】
開会の挨拶をする前に、いきなり上空に現れたタカ柱に一同嬉しいやら驚くやら。
すぐ目の前の稜線から10数羽(30羽を超えていたらしいです)が旋回しながら佐和山上空に上昇していきました。サシバ、ハチクマの群れのようでした。
これはハチクマ。
このまま南の方へ飛んで行きました。
佐和山山頂に登ると琵琶湖が見渡せ、まさに絶景。遠くに竹生島が見えます。
下であれだけのタカ柱が見えたので、山頂に上がったらどれくらい見えるんだと期待しまくりでしたが、例年たくさん見られる弁天様方面にもほとんど見られず、少々がっくり。
かなり遠くではありましたが、弁天様とは反対側の野田山方面から何度かタカ柱が上がるのが見られ、全部で50羽以上が確認できたようです。
この写真はサシバと思われます。
佐和山山頂からはお城や彦根の町並みが眼下に見えます。
そのためか、江戸時代は入山禁止だったとのこと。
ただ、石田三成公を慕う人々が隠れて登ったという話も聞きました。
なんやかんやで数えると総計100羽を超えるタカが飛んでいったとのことです。
これだけのタカを養えるだけの豊かな自然環境がこの辺りにはあるという証ですので、彦根市民、滋賀県民として守り続けていきたいものですね。
タカは、だいたい朝方9時ころから16時くらいまでの時間帯に見られるようですので、ぜひ一度佐和山に登ってみてください。