オニバスパネル展示スタート&若葉小学校授業見学

みなさん こんばんは!中川信子です
今日から市役所パネル展示が始まりました。
毎日新聞松井さん、朝日新聞市丸さんが取材に来てくださいました。
彦鬼くんが目立つ楽しい展示です。
若葉小学校と城西小学校の展示がとっても素敵です。
今日の午後、若葉小学校で研究発表会・公開授業というのがあって、渡邊さんと参加してきました。4年生の授業で「オニバスのひみつグループ」の発表を聞かせてもらいました。オニバスが若葉小学校でいろいろな形で大切にされている様子を知ることができました。

4年生の「材料の選び方を考えよう4年3組から発信します」の学習では手だて3・・・共通のテーマは「オニバス」
国語科として、1年生に伝えたい内容を共通に「オニバス」とした。今年「若葉いこいの池」にやってきた「オニバス」は、全校みんなの興味の的であった。
しかし、「オニバス」には謎が多く、1年生にとっては知らないことばかりだろう。自分たちが興味をもって調べたこと、取材したことをまとめ、その中から1年生に伝えたい内容を考えた。

オニバスが国語科でもテーマに使われていることを知って、とっても感激しました。この学習に使われた作文が今開催の彦根市役所のパネル展示の若葉小学校のコーナーにも貼ってあります。
若葉小学校で感心したのは植物のことを調べ、まとめたものがたくさん展示してあってそのひとつひとつが丁寧な絵があり、くわしい説明があり、見事でした。
冬芽や葉痕の絵などもすばらしかったです。
渡邊さんが指導にもかかわっておられることが、とっても活きていると感じました。
子どもの頃から植物に親しむことは大切だと思います。
今日はとってもすてきな経験をさせてもらって、これもオニバスのおかげだとうれしく思っています。オニバスの縁を大切にしていきたいですね。
オニバスの報告会でいつも利用させていただいている彦根りんごの集会所で、明日1月30日午後6時から「彦根りんごを復活する会」の新年会があります。
彦根りんごに興味のある方、入会希望の方はご参加くださいね。

第5回えこサロン参加報告

20091127_eco_salon.jpg
【写真集はこちら】 (提供:自然大好きさん)
えこサロンは多くの方が集い、いろいろな情報交換の機会です。
今回の話題は、彦根城オニバスプロジェクトの代表渡辺輝世さんの話でした。
渡辺さんが彦根城の植物を調べるようになったきっかけは定年退職後、村松七郎氏が書かれた「彦根城城山植物誌」を見て興味をもったことだったそうです。
彦根城に行き、樹木の前に立ったとき、その名前がわからなかったことがショックでそれから図鑑を片手に毎日彦根城に通って勉強し、現物を見ることの大切さを痛感したと話されました。
観察はよく見ること、見たものを記録することが基本だという話は、実際に渡辺さんが書かれている植物の記録の正確さにいつも感心しているだけに納得しました。
その後彦根城の植物調査にも参加し、専門家の指導を受けていろいろな植物を
知っていく中で、彦根城は彦根市民の鎮守の森だと実感し、少しでも多くの人に
興味をもってもらいたいと、彦根市にお願いして、城山の150本の樹木に樹名板をつ けてもらったり、樹木ウォッチングを始めたりと活動をしてこられたそうです。
彦根城には650種の植物が生育していること、貴重種が23種見つかっていることなど詳しい調査の内容は、「彦根城城山およびその周辺の植物の現状とその保護について」 (2007年彦根市観光課)として発行されていることを紹介されました。
その中で保護が必要とされたオニバスと出会ったことが「彦根城オニバスプロジェクトを立ち上げるきっかけになり、現在貴重な植物であるオニバスを守っていくために活動中です。
その後、オニバスについての紹介や、彦根城オニバスプロジェクトの活動などを
話されました。みなさん興味深く聞いてくださり、質問もいろいろでました。
オニバスが一年草であり、一粒の種から成長すること、芽がなかなかでないことなどをみなさんに知ってもらいました。 彦鬼くんも紹介できましたし、おいしい差し入れを食べながら楽しい交流会でした。
参加者、関係者の皆様ありがとうございました。