【Webアルバム】
7/6(土)14:00 から彦根市役所でオニバス里親プロジェクトの説明会と苗の引渡しを行いました。
参加者は当初30名ほどと思っていたのですが、事前応募の方に加え、何人かの当日参加の方があり、スタッフを含めると50名以上の参加で非常に活気のあるものになりました。
また、朝日新聞、中日新聞等、数社の記者さんも取材に来られていました。
説明会は2階の会議室を使わせていただき、当プロジェクトの事務局と代表から、彦根城のオニバスについて、オニバスの育て方や生物多様性の考え方等を説明させていただきました。質疑の時間では多くの方から積極的にご質問をいただき、オニバスへの関心の高さに嬉しい驚きを感じました。
説明会の後、池に移動して苗をお渡ししました。
里親になる方には、注意事項を書いた里親証に署名をいただき、引き換えに苗をお渡ししたのですが、後日、オニバスの系統書をお送りする予定です。
終わってから金亀公園前の試験地に移動し、オニバスの様子を見に行ったのですが、数株出ていたはずのオニバスは岸近くに一株残っていただけになっていました。
鉢の中はブルーギルや大きなミドリガメが入っており、こうした生き物が何らかの影響を与えている可能性も考えられますので、中堀の天然記念物指定地で県立大の協力により苗の周辺を数種類の目の大きさの網で囲った評価を進めているところです。何らかの結果が出ればまたご紹介させていただきます。
市役所で間引いた苗が余っていたのを鉢の中や周辺の根付きやすそうなところに植えてきましたが、今後それらがどうなるかが心配です。
投稿者「nobby」のアーカイブ
オニバス里親制度
今年度の彦根オニバスプロジェクトの新規事業として、オニバスの里親制度が始まります。
昨年までは市内の小学校や一部自治会にお願いしてオニバスを育てていただいておりましたが、それらに加えて今年は彦根市役所前の池で育ったオニバスの苗を彦根在住の方のご自宅で育てていただきます。いくつかお約束いただくことがありますが、市内の方ならどなたでもご応募いただけます。
広報等でお知らせしたところ、市の生活環境課を通じて、30名を超える市民の方々から申し込みをいただきました。市外の方からもご連絡いただいたようですが、残念ながらお渡しできるのは市内の方に限らせていただきます。
いよいよ明日、7/6(土) 14:00から説明会の後、苗をお渡しすることになりました。
一旦応募は締め切らせていただいておりますが、オニバスにご興味のある方は説明会にご参加いただければと思いますので、ぜひ彦根市役所までお越しください。
びわこの日一斉清掃 6/23(日) 9:30-
6月23日(日)びわこの日の一斉清掃があります。
今年も彦鬼くんに開会式への出演依頼が彦根市からきました。
9時半から開会式です。
場所は滋賀県立大学体育館前広場です。
開会式には彦鬼(げんき)くんが3回目の参加で、ひこにゃんやたがゆいちゃんたちと並びます。
彦鬼(げんき)くんは彦根市の環境のキャラクターとして認知されています。
というか生活環境課から出演依頼がきて、紹介もひこにゃんに続くのがうれしいですね。
【昨年の様子】
6/24(日)は、びわこの日環境美化活動が開催され、ひこね市文化プラザでの開会式に彦鬼くんが参加しました。
当日は日テレの24時間TVの収録も行われていて、参加者はほぼ全員、24時間TVの黄色いビブスを着用。地元企業や様々な団体の動員で集まった人が多かったようですが、一般参加の方もたくさんおられたようでした。
6/2 市役所の池の整備
この時期、毎年恒例の市役所前の池の整備活動です。
今年はオニバスの里親制度を始めるため、里親に預けるためのポット苗作りがメインの作業。
◆Webアルバム: 市役所作業
池の排水口に近い浅場にたくさんの苗が密生しています。
これらを間引いて大きく葉が育つようにし、間引いた苗をポットに植えてお持ち帰り用にします。
里親募集は少し先になるため、ポッドに小分けした苗を箱に入れて池に沈めておきます。
芽が出たばかりの種。
新しい葉が出てくると、その根本から新しい根が生えてきて、どんどん根を広げていくようです。
池には今や絶滅危惧種となっているメダカやカワムツなどの小魚が群れていてビオトープのようです。
作業をしていると、市役所に来られた方々が時々興味を持って見に来ていただきました。
オニバスのことをお話すると、興味深く聞いていただけ、里親制度にも関心を示していただけたようです。少しずつオニバスの認知度を上げていきたいものです。
市役所での作業後、去年くらいからオニバスを育てていただいている小泉町の公園へ。
ここは南彦根駅のところの跨線橋を琵琶湖側に降りたあたりにあり、八王子神社の横が公園になっており、「泉祖弁財天」が祀られている周囲が池になっています。
環境的には、日当たりも良く、水深や水の流れなどが市役所の池と似ていて、オニバスの生育には好条件が揃っているように思えました。
◆Webアルバム: 泉祖弁財天
公園や神社の境内には、いろんな植生が見られ、自然の豊かな場所でした。
2013/5/19(日) 河内風穴の観察会
【Webアルバム】
観察会ではたぶん初めての河内風穴(かわちのふうけつ、または、かわちのかざあな)に行ってきました。
多賀町博物館に集合し、3台に乗合で現地まで。
今回は鈴鹿山系の特徴である石灰岩地を好んで生育する植物群(好石灰植物というそうです)を観察するのも目的。
風穴までの道中、草花の観察をしながら山道を登っていくのですが、あれこれ目に付きだすとなかなか風穴までたどり着けません。好石灰植物のうち、ヒメフウロ、オオヒメワラビ、ヒトリシズカ、クロタキカズラなどが見られました。
ヒメフウロ
好石灰植物のI群に属し、「石灰岩地だけに生育するもの」だそうです。
クロタキカズラ
好石灰植物のIII群に属する希少種で滋賀県には多賀と湖西の朽木の2ヶ所でだけ見られるそうです。
クロタキカズラは雌雄異株の植物で雄花と雌花があります。
こちらは雌花。
こちらが雄花。
(コンデジの液晶画面ではピントが合ってないのがわかりませんでした・・・)
ようやく河内の風穴の内部へ。
小さくかがまないと通れない入り口を抜け、しばらく進むと「大広間」と呼ばれる広大な空間が広がっています。
大広間で多賀博物館の阿部学芸員から河内風穴について、詳しいレクチャーを伺いました。だいぶ昔の「探偵ナイトスクープ」でも取り上げられたことがありましたが、河内風穴にイヌを放ったところ三重県側に出たとか、伊勢まで繋がっているという伝説、あるいは真逆の方向の越前に繋がっているという伝説などの紹介なども。伊勢に繋がっているというのは、多賀大社の神様が伊邪那岐、伊邪那美で、伊勢神宮はその子どもの天照大御神ということから繋がりを求めたということかもしれないそうです。
レクチャー中、一般のお客様も一緒に話に聞き入っておられました。
大広間の底にあたるあたり耳を澄ますと、地下からゴウゴウと音が聞こえてきます。すぐ下に地下河川が流れており、その流れは芹川へ続いているということです。外気温は19度ほどでしたが、大広間の中は年間を通して12度ほど。これは地下河川の水温とほぼ同じということです。
洞窟内には、ところどころにコウモリが留まっており、まだ冬眠から醒め切れない個体が手で触れられるようなところでじっとしていました。
これはテングコウモリだそうですが、他に数種類のコウモリがいるそうです。
入り口から200m近く進んだ所で観光エリアは行き止まり。
洞窟は、いたるところに枝分かれしていて総延長は10kmを超えており、日本第3位の規模だそうです。総延長では有名な秋芳洞を上回っているのだとか。
阿部さんの案内で一般の人は立ち入らないであろうエリアに降りていくと、大広間の下を流れていた地下河川が岩の隙間から見られる場所へ。
さらにその先へ進むと観光エリアの光も全く届かない真の暗闇の世界を味わうことができました。目を開いても閉じても全く何の変化もない世界。説明が終わって照明を点けるとホッとした感じがしました。
ひと通り見終わった後、駐車場まで戻って阿部学芸員から河内風穴に棲む動物や昆虫について、パネルや標本を使った説明をしていただきました。
河内風穴のコウモリはなんと、和歌山の白浜千畳敷の洞窟と行き来しているということで、以外なほど移動範囲の広い動物だったんですねぇ。
興味深いお話をたくさんしていただき、阿部学芸員に感謝です。
ありがとうございました。
【おまけ】
「河内風穴 コウモリ」でググってみたら、「鍾乳石に埋没したコウモリ」という動画を発見!
いったい、どこにあるんでしょう???
グッズ – おおたににゃんぶの折図公開!
ついに、おおたににゃんぶの折り紙も完成し、義の三将が揃い踏み!
折図もサクっと作っていただきました。
カブトは裏表とも白の折り紙を使うと良いでしょう。
途中、ちょっと難しいところがありますが、丁寧に折り目を付けていけば必ずできると思いますので、がんばってください。
体は、しまさこにゃん、いしだみつにゃんと同じです。
グッズのページでおおたににゃんぶのカブトの折図を公開しました!
お試しあれ!
義の三将揃い踏み!
義の三将で唯一足りなかったおおたににゃんぶの折り紙がついに登場!
例によって折り紙名人の中川幸治さんの作品です。
残念ながら、まだ私は折れません・・・
折図を作っていただけたら、また公開させていただきます。
ひこにゃんも仲間入り
【しまさこにゃん、いしだみつにゃんの折図はこちらから】
エコライフのつどい2012 レポート
毎年この時期恒例の彦根市清掃センターでの「エコライフのつどい」の様子です。
【Webアルバム】
今年は、展示がしやすいようにとの市側の配慮から、いつものテントじゃなく施設内の一角にブースを用意していただきました。パネルをセットし、彦鬼くんグッズやらチュオン・チュオンの販売コーナーの準備も万端。
9:30からの開会式では彦鬼くんとひこにゃんが登場し、参加者も一緒に写真を撮ったりして大いに盛り上がりました。
彦鬼くんは開会式と11時過ぎの2回登場し、場内を巡回。
愛らしいキャラクターと仕草でなかなかの人気でした。
で、オニバスの展示とグッズ販売ですが、昨年までは日当たりの良い目抜き通りでの展示で行き交う人が足を止めて立ち寄っていただけたのが、今年は市側の配慮が仇となり全く人通りの無い場所での展示となってしまったため、オニバスプロジェクトとしては、全くのハズレになってしまいました。
それでもチュオン・チュオンが数千円売れたのが救いでしたが・・・
来年は、やっぱりテントでの展示をお願いしないといけませんねー。
エコライフのつどい2012 in 彦根市清掃センター
一昨年、昨年に続き、エコライフのつどいにオニバス彦鬼くんが登場します。
開会式直後には、毎年恒例、ひこにゃんとの揃い踏み。紅白まんじゅうでみなさまをお迎えいたします。
オニバスプロジェクトのブースではオニバスの展示をはじめ、彦鬼くんの折り紙教室や彦鬼くん缶バッジ、ベトナムのトンボ「チュオン・チュオン」の販売もしています。
ぜひ、ご家族でお越しください。
10/8 彦根市役所 池掃除
10/8(月)の朝、オニバスプロジェクトのメンバーで彦根市役所玄関横の池の掃除を実施しました。
まだ大きな葉が広がり、訪れる人の興味を惹いていたと思いますが、花の時期も過ぎ、そろそろ葉も枯れかけてくるので見苦しくなる前に一斉に刈り取りました。
オニバスの葉の裏は浮力を得るために中空の管が通ったリブ状の葉脈が見事な幾何学模様を描いています。
部分と全体が相似形を成す「フラクタル」と呼ばれる図形のよう。
今年はたくさん花も咲いたので、実もいっぱいついていました。
大きなクッツキムシみたいな実を割ると、中はザクロのような感じで種が詰まっています。
この種は食用にもなるそうです。
来年、この種子からたくさんのオニバスが育つことでしょう。
鉢からこぼれて池の底から大きく育っていた株の根本を掘ってみるとこんなに根が張っていました。この根から生えた茎は3cm以上ありそうな太さで、1mくらいに育った大きな葉を支えていたのです。
これくらいの株がいくつも彦根城のお堀で育ってくれたらと願わずにはいられません。
【Webアルバム】
ひとまず、今年のオニバスシーズンは一段落しましたが、秋はイベントの季節。
あちこちで彦鬼くんの姿が見られると思いますので、乞うご期待!