氷見 十二町潟公園 9/19

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連休を利用して富山の釣り大会に参加するついでに、9/19の午前中、氷見の十二町潟のオニバスを覗いてきました。
8/23のバスツアーに参加された方には特に目新しい写真や報告もありませんが、簡単にコメントしておきます。
氷見市の市街地から車で数分の郊外にある十二町潟は、想像していたよりこじんまりとした規模の水路で、自然をうまく利用して園地化され、訪れたときも市民の方々が散歩などに来られていました。
オニバスは橋の上からあちこちに葉を広げているのが観察できましたが、競合するヒシなどは橋の周囲には無く、保全のために何か手を入れられているのかなという印象でした。
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バスツアーの時にも指摘がありましたが、氷見のオニバスと彦根城のものを比べると、一見して葉の形や表面のトゲの付き方などが違うことに気づきます。
彦根城の葉は、成長するとほぼ円形になっているのに対して、氷見の葉は小さい頃の矢じり形の名残があり、ハート型というか、桃型というか、葉に切れ込みが入った形が見られます。
また、表面のシワも彦根城のものより少なくつるっとした印象で、それに付随するのかトゲも少ないように思います。DNAも少し違うと聞いていますので、同じオニバスでも系統が違うのかなと思います。
数日来の冷え込みのせいか、午前中にも係わらず残念ながら開花は確認できませんでした。また、バスツアーで報告のあった2mほどの大きな葉というのも橋の上や周囲からは良くわからなかったのが残念です。
p.s.
良く見るとワイド端で撮った写真の四隅がフィルタでケラれてますね。
プロテクトフィルタ付けたままPLを重ねたのが敗因みたいです。
次から気をつけよう。

氷見 十二町潟公園 9/19」への6件のフィードバック

  1. 一口にオニバスといってもいろいろな種類があるのがよくわかりました。
    なおさらそれぞれの場所のオニバスを大切の守っていかなければなりませんね。
    オニバスの葉は非常に大きなものもあると聞きましたが、
    彦根城のオニバスも条件が整えば何メートルにもなるのですか?
    それとも大きくなるオニバスとは種類が違うのでしょうか?

  2. ひまりんさん>
    自転車でのお怪我はだいじょうぶですか?
    ブログの写真を見るとけっこうイタそうな感じでしたので、心配しています。
    私も参加したかったのですが、留守番のため残念ながら行けませんでした。
    各地のオニバスは植物学的分類では同じなのかもしれませんが、生育地それぞれに個性があって別ものと考えるほうが良いのかもしれませんね。
    魚の場合、人間の経済的な都合で放流をしたりしていますが、同じ種類の魚であっても他の土地の魚を持ち込むのは広義の「外来種」にあたるんだろうなと思っています。
    私のような釣り人は少なからず放流の恩恵を受けている立場でもあり、自然の中で遊ぶことの難しさを実感する今日この頃です。
    ちなみに、私は琵琶湖条例でリリースを禁止されているブラックバスやブルーギルを釣るのも大好きです。
    でも、釣った魚は食べるか、食べないのであれば殺さずに水に帰すかのどちらかを選ぶのがポリシーなので、琵琶湖条例は私にはとても殺生な条例です。
    そこにいる魚には罪は無いですものね。
    そのせいもあり、最近は海釣り中心になってしまいました。
    ちょっと脱線しました。
    幸い、オニバスは今のところオニバス自身に経済的な価値があまり無いところから移植などはされないと思いますが、土地土地の固有種を大切にしていきたいですね。
    彦根のオニバスは絶やしたくないものです。
    で、
    オニバスの大きさですが、資料によれば日本で最大のオニバスの記録は氷見の十二町潟の2.7mだそうです。
    もっと昔から観察されているメンバーの方なら詳しいと思いますが、彦根城でも1mを越すようなものは見られたと聞いたことがありますので、条件が整えば2mくらいのが見られるんじゃないかと勝手に期待しています。
    本当のところはどうなんでしょう?
    >識者のみなさま、フォローよろしく

  3. 最大のオニバス記録は、
    「水元のオニバス」:ひと口メモでは、
    最高記録3m05cmとなってるんですが、
    これは日本のオニバス記録じゃないのかな?
      

  4. qpqp>さん
    コメントありがとうございます。
    手元の資料では氷見のものが最大となっていましたが、3m超えですと水元公園のものが最大ということになりそうですね。
    Web検索してみましたが、「ひと口メモ」というのがどこにあるのかわかりませんでした。
    よろしければ、出典をご教示願えませんでしょうか?

  5. 歯痛の他はいたって元気です。
    ご心配おかけしてすみません。
    やはり大変大きくなった記録もあちこちであるのですね!
    大きいだけがいいわけではありませんが、
    やはり迫力があるので彦根城のオニバスの大きな葉っぱも見てみたいものです。
    外来種って強いっていうイメージがあります。
    琵琶湖の魚も、亀も、タンポポも、もともといた方が不思議に負けてしまうんですね。
    最近ではカブトムシ界にもそんなことが起こっているとニュースで紹介されてました。
    地元っ子がんばれ!って応援したくなります。
    オニバスは彦根城オニバスプロジェクトの皆さんに守ってもらえてよかったですね。

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