毎年恒例の彦根城のオニバス観察会。
お堀のオニバスが育たなかった年は市役所前の池で観察したこともありますが、耐震工事の関係で市役所の池がなくなってしまい少し残念。でも今年は金亀公園事務所前の試験地では移植した株が大きく育って1mを超えるサイズになっていて、大きな花も観察できました。
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集合場所の黒門前で参加者を出迎えてくれたのはなんとカワセミ!
昨年も玄宮園の池の上を飛んでいるのを見かけたのですが、今年は間近で美しい姿を見せてくれました。
まずは試験地でオニバスの観察から。
今年は台風の影響もあって自然に根付いた株はありませんでしたが、移植した株が何株も大きく育っていて壮観でした。
オニバスの葉を採ってたくさんのトゲトゲが裏表に付いているのを目の前で観察。
裏返すと紫色で葉脈が見事なフラクタル図形を描いているのは初めて見る方には驚きのようでした。
オニバスの観察中に思いがけない豪雨に見舞われ、しばらく雨宿り。
幸いしばらくして雨が小降りになったので、予定どおり玄宮園の樹木観察へ。
オニバス同様、この時期にきれいな花を咲かせるコウホネ。
中堀はハスが一面に広がっていましたが、花の季節は少し過ぎてしまっているようです。
台風21号は彦根にも大きな爪痕を残していきましたが、お城や玄宮園にも大変な被害が出ていました。
大木が何本も倒れたり幹から折れてしまったりしていて、片付けもまだまだこれからのようでした。
お城へ上がる門も表門以外は閉鎖されていて、お城の中も被害がひどいらしいです。
玄宮園の八景亭も屋根の一部が吹き飛んでいて、雨漏りしているのではと思われますが、早急に直してもらいたいものです。
金亀公園前のオニバスはもう少し楽しめそうですので、ぜひご覧になってください。