12/13(日)の午後、毎年恒例のオニバスプロジェクト活動報告会が実施されました。
【Webアルバム】
事務局からの年間活動報告があり、
・市役所前の池の保全活動
・若葉小学校の池の保全活動(児童参加)
・彦根東高校でのオニバス飼育
・里親さんへの苗の配布
・琵琶湖清掃活動への彦鬼くん参加
・名古屋城・東浦町への研修バス旅行
・オニバスの観察会
などなど、今年も盛り沢山の活動ができたことが報告されました。
また、試験地の環境測定など企業として活動を支えていただいている夏原工業様の測定結果の報告もありましたが、中堀の環境は生き物が暮らすには過酷なほど汚れており農業用水にも適さない状態が続いているようでした。
里親さんも何名か参加されており、育てるのに試行錯誤された苦労話や花が咲いた喜びなどをお話いただきました。
また来年も育てたいとおっしゃっていただくと、プロジェクトのメンバーの励みになりました。
村長先生がネットオークションで探して手に入れられたという昭和初期の頃の彦根の絵葉書の紹介があり、オニバスが生育していたという干拓される前の松原内湖の写真や、彦根城大手門前のお堀にヒシやハスとともにオニバスが大きな葉を広げて育っている写真など、貴重な資料にみんな驚いていました。
彦根城のお堀は水草除去を目的にソウギョが入れられ、屋形船が浮かべられて一見美しい水面のように見えますが、この写真のように一面水生植物で覆われている姿が本来の姿のように思えます。
村長先生からは1994年頃の中堀で堀一面を覆い尽くさんばかりのオニバスが育っている写真も何枚か見せていただきましたが、ここ数年はヒシやハスなど他の水生植物も激減しており、環境に何らかの異変が生じていることに危機感を覚えました。
渡辺代表はじめ、参加者のみなさんからもコメントをいただいて中締め。
この後は、多賀株式会社のおいしい地酒をいただきながらの忘年会。
オニバスや地域のことなど話題が尽きること無く暗くなるまで楽しい宴が続きました。
残念ながら楽しすぎて宴会の写真を撮り忘れていました・・・
また、来年も良い活動ができることを願っております。
今年一年、彦根市役所の生活環境課をはじめとする、ご協力いただいたみなさまに感謝申し上げます。
ありがとうございました。