9/8(日)彦根城樹木ウォッチング(オニバス観察)

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あいにくの雨模様でしたが、10数名の方が集まっていただき、玄宮園の樹木観察、天然記念物指定地のオニバス観察、最後に彦根市役所でオニバスの花の観察というコースで実施いたしました。
今回はNHK大津から取材に来ていただいており、今週 9/11(水)の「おうみ発610」と、来週 9/17(火)の「ぐるっと関西 おひるまえ」で取り上げていただく予定です。
◆おうみ発610 18:10~19:00
◆ぐるっと関西 おひるまえ 11:30~12:00
【Webアルバム】
20130908_onibas_000.jpg天守を借景とする玄宮園定番の撮影ポイント。
雨の玄宮園も風情がありました。
20130908_onibas_001.jpg今年の桜場前の指定地は自生しているオニバスの姿は見えず、市役所の池から試験用に移植した株が残っているだけでした。
県立大で水生生物のオニバスへの影響を調査するため、3種類の大きさの違う網目のフェンスでオニバスを囲って、どの網目のものが残りやすいかを確認しようとしています。見た感じ、明確な有意差は感じられないように思いましたが、もう少し調査の結果を待ちたいと思います。
20130908_onibas_002.jpg市役所の池は一株だけ残したメインの株からたくさんの葉が伸びて大きな花が咲いています。ただし、葉は少し小ぶりで直径40cmほど。昨年は1.5mほどもあったので、大きさも気まぐれなようです。
里親の方も何人か参加されていて、自宅で咲いた花の写真も持ってきていただきました。NHKの取材も里親の方の当初がきっかけ。広く関心を持っていただいた成果が目に見える形になったわけで、とてもありがたいことです。
20130908_onibas_005.jpg彦鬼くんが登場すると、あまりの可愛さに取材のお姉さんも思わずハグ。
20130908_onibas_004.jpg赤鬼魂!
20130908_onibas_007.jpg高宮のクラウンブレッド平和堂さんからカスタラパンの差し入れをいただき、参加者全員でおいしくいただきました。どうもありがとうございます。
観察会の後、記念撮影をして解散。
みなさん、お疲れさまでした。

【中止のお知らせ】 9/23(日・祝) 「タカのわたり」 自然観察会

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登山道が崩落している模様で、山頂に上がることができません。
23日の観察会は中止となりました。

秋になると南国に帰っていく渡り鳥や、周辺の植物を佐和山山頂で観察します。
※天候により中止になることがあります。

〈日時〉9月23日(月・祝)午前9時~正午

〈場所〉佐和山
※東山観光駐車場(龍潭寺前)に午前 8時50分までに集合してください。

〈費用〉100円

〈持ち物〉水筒、(あれば)双眼鏡など

〈申込開始日〉 9月 2日

〈申込 ・ 問い合わせ先〉
快適環境づくりをすすめる会事務局(生活環境課内)
Tel: 30-6116
Fax: 27-0395

(参考:彦根市広報 9/1版 12ページ)

【一昨年の観察会】
一昨年は鷹柱が見られ、佐和山の真上をサシバ等が通って行くのを間近に見られました。

【お知らせ】 9/8(日) 彦根自然観察の会「彦根城樹木ウォッチング」オニバス等

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今回は、NHK大津の「おうみ発610」の取材が入る予定です。
9/4(水)にも市内の若葉小学校や八王子神社を取材していただき、この観察会の様子と合わせて 9/11(水)に放送されます。(18:10放送開始)
観察会には彦鬼くんも登場する予定です。
ぜひお越しください。
【日時】2013年 9月 8日(日)9:00~12:00
【集合場所】彦根城黒門前(8:50集合)
【内容】
・彦根城樹木ウォッチング 9:00-10:30
 玄宮園周辺の樹木の観察
・オニバス観察 10:30-12:00
 彦根市役所前の池でオニバスを観察します。
 オニバス観察だけの参加も歓迎です。
【その他】
参加料は無料です。
筆記用具、タオル、飲み物等をご持参ください。
野外活動に適した服装でお越しください。

若葉小学校のオニバスも咲いていました

20130721_wakaba_onibas_002.jpg選挙の投票のついでに若葉小学校のオニバス池を覗いてみました。たくさんの小さな葉で覆われていて、とても生育の良い状態と見受けられました。中央付近で 3つほどの花を確認。オニバスらしい青紫色のきれいな花です。
【Webアルバム】
20130721_wakaba_onibas_000.jpg若葉小学校の池は、魚もたくさんいて小さなビオトープになっています。市内でも一番最初にオニバスを育てるようになったところで、子どもたちや先生方が毎年熱心に取り組んでおられます。とてもありがたいことですし、子どもたちが彦根固有の植物としてオニバスを大切にする気持ちを持っていただく機会になっていると思います。

市役所のオニバス、咲いてます!

20130720_onibas_001.jpg彦根市役所のオニバス、まだ葉はそれほど大きくないですが、一輪大きな花を付けていました。
先日の勉強会の時に間引いた苗も少しずつ大きくなり、丸い葉に変わってきています。これからどんどん大きくなるのが楽しみです。
【Webアルバム】
20130720_onibas_002.jpg中堀の天然記念物指定地を覗いてみたところ、目の届く範囲ではオニバスの姿は見えませんでした。県立大のご協力で設置されたフェンスの中もオニバスは無くなってしまったようです。フェンスは目の大きさを変えてカメや魚などの水生生物による影響を調べる目的で設置されていますが、魚やカメの入らない中も無くなったらしく、ザリガニが多数見つかったということで、ザリガニによってオニバスが無くなったのかどうかをさらに調べることになりそうです。
オニバスだけでなく、数年前はハスはヒシで覆われていたお堀がそれらの植物もほとんど見られなくなっているため、水質悪化を含め原因調査が必要と思われます。
20130720_onibas_004.jpg見た感じ、粉っぽい感じの水で、濁りもひどく、コイもパクパクしている様子は酸素不足のようでもあります。
写真は一塊だけ見られた『オオマリコケムシ』
ハスやヒシの群生とともに、オニバスがたくさん見られた年は、コケムシも至るところに見られましたので、何らかの因果関係があるのかなと思ったりしています。
20130720_onibas_007.jpg金亀公園事務所前の試験地は市役所から移植して鉢の中に植えたものだけが残っていました。もう少し大きくなれば水中に沈めてあげて、葉が広がるようにできると良いのではと思います。
20130720_onibas_009.jpg少し足を伸ばして小泉の弁天様の池をチェック。
きちんとフェンスをしていただいて順調に育っているようです。
たまたま渡邊代表も見に来られていて、来年は苗もここで育てられると良いねというような話をされていました。
花が咲くまではもう少しかかりそうですが、ここもこれからが楽しみです。

7/6(土) オニバス里親プロジェクト

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【Webアルバム】
7/6(土)14:00 から彦根市役所でオニバス里親プロジェクトの説明会と苗の引渡しを行いました。
参加者は当初30名ほどと思っていたのですが、事前応募の方に加え、何人かの当日参加の方があり、スタッフを含めると50名以上の参加で非常に活気のあるものになりました。
また、朝日新聞、中日新聞等、数社の記者さんも取材に来られていました。
説明会は2階の会議室を使わせていただき、当プロジェクトの事務局と代表から、彦根城のオニバスについて、オニバスの育て方や生物多様性の考え方等を説明させていただきました。質疑の時間では多くの方から積極的にご質問をいただき、オニバスへの関心の高さに嬉しい驚きを感じました。
20130706_onibas_001.jpg説明会の後、池に移動して苗をお渡ししました。
20130706_onibas_pedigree.gif里親になる方には、注意事項を書いた里親証に署名をいただき、引き換えに苗をお渡ししたのですが、後日、オニバスの系統書をお送りする予定です。
20130706_onibas_002.jpg終わってから金亀公園前の試験地に移動し、オニバスの様子を見に行ったのですが、数株出ていたはずのオニバスは岸近くに一株残っていただけになっていました。
鉢の中はブルーギルや大きなミドリガメが入っており、こうした生き物が何らかの影響を与えている可能性も考えられますので、中堀の天然記念物指定地で県立大の協力により苗の周辺を数種類の目の大きさの網で囲った評価を進めているところです。何らかの結果が出ればまたご紹介させていただきます。
市役所で間引いた苗が余っていたのを鉢の中や周辺の根付きやすそうなところに植えてきましたが、今後それらがどうなるかが心配です。

オニバス里親制度

今年度の彦根オニバスプロジェクトの新規事業として、オニバスの里親制度が始まります。
昨年までは市内の小学校や一部自治会にお願いしてオニバスを育てていただいておりましたが、それらに加えて今年は彦根市役所前の池で育ったオニバスの苗を彦根在住の方のご自宅で育てていただきます。いくつかお約束いただくことがありますが、市内の方ならどなたでもご応募いただけます。
広報等でお知らせしたところ、市の生活環境課を通じて、30名を超える市民の方々から申し込みをいただきました。市外の方からもご連絡いただいたようですが、残念ながらお渡しできるのは市内の方に限らせていただきます。
いよいよ明日、7/6(土) 14:00から説明会の後、苗をお渡しすることになりました。
一旦応募は締め切らせていただいておりますが、オニバスにご興味のある方は説明会にご参加いただければと思いますので、ぜひ彦根市役所までお越しください。

びわこの日一斉清掃 6/23(日) 9:30-

6月23日(日)びわこの日の一斉清掃があります。
今年も彦鬼くんに開会式への出演依頼が彦根市からきました。
9時半から開会式です。
場所は滋賀県立大学体育館前広場です。
開会式には彦鬼(げんき)くんが3回目の参加で、ひこにゃんやたがゆいちゃんたちと並びます。
彦鬼(げんき)くんは彦根市の環境のキャラクターとして認知されています。
というか生活環境課から出演依頼がきて、紹介もひこにゃんに続くのがうれしいですね。
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【昨年の様子】

6/24(日)は、びわこの日環境美化活動が開催され、ひこね市文化プラザでの開会式に彦鬼くんが参加しました。
当日は日テレの24時間TVの収録も行われていて、参加者はほぼ全員、24時間TVの黄色いビブスを着用。地元企業や様々な団体の動員で集まった人が多かったようですが、一般参加の方もたくさんおられたようでした。

6/2 市役所の池の整備

20130602_onibas_007.jpgこの時期、毎年恒例の市役所前の池の整備活動です。
今年はオニバスの里親制度を始めるため、里親に預けるためのポット苗作りがメインの作業。
◆Webアルバム: 市役所作業
20130602_onibas_000.jpg池の排水口に近い浅場にたくさんの苗が密生しています。
20130602_onibas_002.jpgこれらを間引いて大きく葉が育つようにし、間引いた苗をポットに植えてお持ち帰り用にします。
20130602_onibas_006.jpg里親募集は少し先になるため、ポッドに小分けした苗を箱に入れて池に沈めておきます。
20130602_onibas_004.jpg芽が出たばかりの種。
20130602_onibas_005.jpg新しい葉が出てくると、その根本から新しい根が生えてきて、どんどん根を広げていくようです。

池には今や絶滅危惧種となっているメダカやカワムツなどの小魚が群れていてビオトープのようです。
作業をしていると、市役所に来られた方々が時々興味を持って見に来ていただきました。
オニバスのことをお話すると、興味深く聞いていただけ、里親制度にも関心を示していただけたようです。少しずつオニバスの認知度を上げていきたいものです。
市役所での作業後、去年くらいからオニバスを育てていただいている小泉町の公園へ。
20130602_koizumi001.jpgここは南彦根駅のところの跨線橋を琵琶湖側に降りたあたりにあり、八王子神社の横が公園になっており、「泉祖弁財天」が祀られている周囲が池になっています。
環境的には、日当たりも良く、水深や水の流れなどが市役所の池と似ていて、オニバスの生育には好条件が揃っているように思えました。
◆Webアルバム: 泉祖弁財天
20130602_koizumi003.jpg公園や神社の境内には、いろんな植生が見られ、自然の豊かな場所でした。

2013/5/19(日) 河内風穴の観察会

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【Webアルバム】
観察会ではたぶん初めての河内風穴(かわちのふうけつ、または、かわちのかざあな)に行ってきました。
多賀町博物館に集合し、3台に乗合で現地まで。
今回は鈴鹿山系の特徴である石灰岩地を好んで生育する植物群(好石灰植物というそうです)を観察するのも目的。
風穴までの道中、草花の観察をしながら山道を登っていくのですが、あれこれ目に付きだすとなかなか風穴までたどり着けません。好石灰植物のうち、ヒメフウロオオヒメワラビヒトリシズカクロタキカズラなどが見られました。
20130519_kawachi001.jpgヒメフウロ
好石灰植物のI群に属し、「石灰岩地だけに生育するもの」だそうです。

20130519_kawachi003.jpgクロタキカズラ
好石灰植物のIII群に属する希少種で滋賀県には多賀と湖西の朽木の2ヶ所でだけ見られるそうです。

20130519_kawachi004.jpgクロタキカズラは雌雄異株の植物で雄花と雌花があります。
こちらは雌花。

20130519_kawachi005.jpgこちらが雄花。
(コンデジの液晶画面ではピントが合ってないのがわかりませんでした・・・)

20130519_kawachi006.jpgようやく河内の風穴の内部へ。
小さくかがまないと通れない入り口を抜け、しばらく進むと「大広間」と呼ばれる広大な空間が広がっています。
大広間で多賀博物館の阿部学芸員から河内風穴について、詳しいレクチャーを伺いました。だいぶ昔の「探偵ナイトスクープ」でも取り上げられたことがありましたが、河内風穴にイヌを放ったところ三重県側に出たとか、伊勢まで繋がっているという伝説、あるいは真逆の方向の越前に繋がっているという伝説などの紹介なども。伊勢に繋がっているというのは、多賀大社の神様が伊邪那岐、伊邪那美で、伊勢神宮はその子どもの天照大御神ということから繋がりを求めたということかもしれないそうです。
レクチャー中、一般のお客様も一緒に話に聞き入っておられました。
大広間の底にあたるあたり耳を澄ますと、地下からゴウゴウと音が聞こえてきます。すぐ下に地下河川が流れており、その流れは芹川へ続いているということです。外気温は19度ほどでしたが、大広間の中は年間を通して12度ほど。これは地下河川の水温とほぼ同じということです。
20130519_kawachi007.jpg洞窟内には、ところどころにコウモリが留まっており、まだ冬眠から醒め切れない個体が手で触れられるようなところでじっとしていました。
これはテングコウモリだそうですが、他に数種類のコウモリがいるそうです。

20130519_kawachi008.jpg入り口から200m近く進んだ所で観光エリアは行き止まり。
洞窟は、いたるところに枝分かれしていて総延長は10kmを超えており、日本第3位の規模だそうです。総延長では有名な秋芳洞を上回っているのだとか。
20130519_kawachi010.jpg阿部さんの案内で一般の人は立ち入らないであろうエリアに降りていくと、大広間の下を流れていた地下河川が岩の隙間から見られる場所へ。
さらにその先へ進むと観光エリアの光も全く届かない真の暗闇の世界を味わうことができました。目を開いても閉じても全く何の変化もない世界。説明が終わって照明を点けるとホッとした感じがしました。
20130519_kawachi011.jpgひと通り見終わった後、駐車場まで戻って阿部学芸員から河内風穴に棲む動物や昆虫について、パネルや標本を使った説明をしていただきました。
河内風穴のコウモリはなんと、和歌山の白浜千畳敷の洞窟と行き来しているということで、以外なほど移動範囲の広い動物だったんですねぇ。
興味深いお話をたくさんしていただき、阿部学芸員に感謝です。
ありがとうございました。
【おまけ】
「河内風穴 コウモリ」でググってみたら、「鍾乳石に埋没したコウモリ」という動画を発見!
いったい、どこにあるんでしょう???